マリア様がみてるがよ

こんばんわ。先ずは拍手返信です。
3/25 20:59 缶入り汁粉
菜々ちゃんは泣かなかったけれど、画面のこちらの私が泣いた…w
◆コメントありがとうございます。菜々は泣かなかったのですけど、「泣くほどの状況ってどれほどだろう」と考えて書いたシーンです。怒られるより庇われる方が泣きたくなる……時もあるかな、と考えて書きました。それでは拍手ありがとうございました!


ここから日記です。マリみて瞳子の家庭事情周辺を最近読んでる。二冊分くらいの内容を六冊という長期展開で書いてるから、やっぱり密度は薄れてる。そのぶん、山百合会のパーティー、小笠原家のお正月訪問、選挙、バレンタイン企画と、行事行事で押して、合間合間で瞳子の話が進む。話の流れとして山百合会パーティーとバレンタイン企画はどうしても必要だったのだけど、そう考えるとやっぱ、二冊だったらさぞかし……と思います。
瞳子の側も祐巳の側もこれまでのマリみてと全然違うよ!ってくらいに考えてることがリアルなので、当時読んだ時も”人間関係の教科書みたい”と思ったものです。”なるようにしかならない”とか”誰もついてきてくれなくなる”や、”先に部屋を作ってしまった”など、読んでる人がリアルに感じることが多く、いばらの森やチェリブロ、レイニーパラソルなどより、特別な人でなくとも共感出来る内容だと思う。
だから、瞳子-祐巳のラインは凄く良い読み物であるのは分かるのだけど、どうしても、お世辞にも行事部分が読むのが苦しくなる。早く瞳子祐巳の話を読ませてくれと。瞳子祐巳は苦しんだのだろうけど、それを読者にも与えるというのはどうなの──と思ったけど、レイニー止めという言葉も昔あった。だからこれは大人の事情だけじゃなく、今野先生の趣味もあるんだろう。
しかしこれが行事ではなく別のものだったとしたらどうだろう。例えば”SF”とか。「それはねーよ」という気もするけど、「もしかして瞳子の本心につながってるかも知れない」SF的世界を読むことはかなりワクワクするかも知れない、という気もします。秘密を知るところまで行き着いても、それを実際に知るかどうかは祐巳がその時に決めればいいことだし。まあ”たられば”の話です。