映画の話

書くことが無いときは映画の感想って相場が決まってるんです。いや実際ないこともないんだけど、仕事の愚痴ばかり書いててもね。

俺たちフィギュアスケーター
いわゆる洋画の馬鹿コメディ。しょうもない理由でシングルスケート永久追放された男二人が、ペアを組んで再起するという話。最初は喧々諤々しながらも徐々に互いに理解を増して、息の合ったコンビとなっていく過程を、下品でブラックなギャグを交えて描いていくという馬鹿映画。個人的には北朝鮮絡みのネタで爆笑。
実際こういう映画は余り見ないのですが、現役のフィギュアスケーターであるサーシャ=コーエンが出演してるっていう事で密かにチェックしていた映画だったのです。それ目当てだったのかと言われれば、認めざるを得ない所ですが、現実にコーエンが出演したのはものの一秒にも満たないくらいのカットで、しかもあんなセリフなのかと愕然としましたが、映画自体が良い出来だったので満足です。

ボーン・アルティメイタム
記憶喪失の元暗殺者が主人公の渋いスパイ・アクション映画。第一作であるボーン・アイデンティティーは個人的にはそれほど感銘を受けるものは無かったんだけど、二作目のボーン・スプレマシーの渋すぎる展開と幕切れに惚れまして、という経緯がありまして。
シリーズの完結編となる今作は、実際のところはスプレマシーの後編のような色合いです。雰囲気が似ていますし、スプレマシーのシーンが少し出てきたりもしますし。相変わらず渋くてソツのない丁寧な造りです。
この三作目に至っては、この手の洋画としては珍しく、ヒロインらしいヒロインがいないのですが(前作、前々作と話に絡んできてる女エージェントがそうだと言えなくも無い)、それもまた渋さを引き立てていて良いです。
お約束の追跡戦や一対一の格闘戦は相変わらず冴えていて、しかも今回はカーチェイスが凄い。気合の入り方が違います。こいつは見なきゃ損するぜ、ってな感じの一品です。


うん、あともう一作くらい感想書くのが収まりがいいんだけど、感想書きたくなるような映画は他に見られなかった。むしろぶっちゃけスプレマシーの感想を書きたいくらいですし。ま、そんなトコで。