夢話

連休明けの仕事で疲れていたのかそれとも何らかの理由からか、仕事を終え家に帰宅し、夕飯を食べた後にネットをしていると、不意に落ちてしまったようです。ネットやってて眠くなるというのは良くあるのだけど、不意落ちは初めての体験でした。
そしてそれが影響したのか何なのかわかりませんが、酷く可笑しな夢を見ました。眠っていたのは確か夜の9時半位から10時半位まで。その1時間の間に体験した奇妙な夢を、出来る限りその夢の持つ系に沿って書いてみようかと思います。

※以下夢の世界の話である

──いつものように7時までの残業を終えた俺は、同じ部署の仲間数人と軽く駄弁っていた。取り留めのない雑談が流れていく最中、仲間の先輩である一人が唐突に言った。
「そういや佐原、今日から応援だよな?」
「……ええ、そうなんですよ」
俺の気分を少し重くしている原因がそれだった。今日の午前中に急に下された辞令であるが、『今日の残業の後、9時から○○課に応援に行ってほしい』とのことだ。(※1)勿論俺に対して下された辞令である。うちの会社は分類すれば製造業ということになるのだが、俺の所属する部署は技術部と製造ラインの中間のような部署であるためか、人手不足の部署からのヘルプの依頼に対して、短期間のみ課員を貸し出すようなことが良くあるのだ。今回はたまたま俺に白羽の矢が立ったという事だろう。

ところが俺はその部署のことをよく分かっていなかった。(※2)はっきりと言って会社内の何処にその部署があるのかも良く知らない。その時一緒に駄弁っていた同僚たちも、「あの部署はよくわかんないな」と首を傾げるばかりだった。
場所も不明ということでは話にならない。俺は昼間の間に直属の上司である班長に、その部署について話を聞いていた。
「あの、こう言うのも何なんですけど、その○○課って何処にあるんですか?」
そう聞くと班長はからからと笑った。
「ああ。あの課はよく分からんよ。俺も余り知らない」
なんだそれはと俺は驚く。班長クラスの人間すら知らない部署がこの会社にはあるというのか?
しかし場所は知っているらしい。聞くに俺の所属する部署の直ぐ近くにあるようだった。

それが今日の昼間の出来事だ。こうして思い返してみると無茶苦茶な話である。何処にあって何をしているのかも良く知らない部署に応援に行けと?しかも残業の後に?(※3)
俺の境遇に同情してくれたのか、同僚たちは俺が応援に借り出される9時まで付き合ってくれるらしかった。比較的人付き合いを疎かにしている俺ではあるのだが、何とも有難いことである。

そしてそんなこんなで9時になった。
「じゃ頑張れよ」「お疲れ様です」口々にそう言い同僚たちは去っていく。さてここから先は俺の問題だ。


教えられた場所へと赴くと、そこには9時という時間柄に相応しくないほどの人間がひしめいていた。全体的にスペースは手狭で対して人口密度は多い。そして誰もが独楽鼠のように動き回っている。こんな部署があったのかと俺は驚く。
さて、これまで知らない部署であるし関わりも無かったのだ。知った顔があるはずも無く、俺は手近に居る人を捕まえて応援で遣された人間であることを伝える。話は通っていたらしく、俺にやるべき仕事を教えてくれる担当の人間のところまで案内して貰える運びとなった。


……まだまだ夢物語は続くのだけど、書くのも面倒になってきたのでこの辺で。何故かこの後、ひぐらし梨花と沙都子が出てきたり、左ハンドル仕様のインテグラが出てきたりと意味の分からない展開を迎えることになるのですが。
しかしそれだけ密度の濃い夢をたった一時間で見るというのは脅威ですね。夢の一秒は一生分くらの長さがあると物の本で読んだことがありますが、あながちそれは間違いではないのかも知れませんね!