実はここだけの話、最近
ドラえもん読んでるのです。よく言われる事だけど、大人になってから読むと新しい発見があるというのが
ドラえもんにはあるのです。セリフが奇妙に老成していたり、時勢を反映していたりとか。んで、そんな
ドラえもん。子供の頃に
コロコロコミックで読んでいた時に最も印象深かったのが表題のエピソード。これは
ドラえもん好きの人にとってはかなり有名な話なのだろうけど、核の抑止力とか色々と時勢を反映しているところはまあ一定の評価をしていいとして、何よりこのエピソードは構成が素晴らしく良くできており、何よりオチが秀逸。
ドラえもんというと
ひみつ道具を濫用したのびた太が最後にしっぺ返しを食らう、という一種の様式があるのだけど、このエピソードはしっぺ返しが絶望的であるし更に、しっぺ返しを食らってどうなったのかが描かれていないのもある種の余韻を残すので、時勢など知らない当時小学校高学年くらい?の自分としても、充分過ぎるくらいに印象深いエピソードとなったのでした。それが収録されてるのが、
ドラえもんプラス5巻。ペンシルミサイル〜だけでなく、
ドラえもんにしてはなんだか一癖ある話ばかり収録されてて面白いですよ。