陰日向に咲く

平山×劇団とか考えるだけあり劇団ひとりという芸人がかなり好きな俺ですが、今更上記の本を読みました。いやはや長い前フリだったぜ。前フリですげー疲れたぜ……。
芸人本というわりに自伝というわけでもなく純小説ということは知ってたので粗ばかりかもなあと予想していたけど、こと物語構成に至っては極めてソツのない仕上がりで驚きました。起承転結をよく理解していて、文章はまあ流麗というわけではないけど、かゆいところによく手の届いている小説だと感じました。それにしたってまさか劇団ひとりにミス○ードを仕掛けられるとはな! 
普通の出来といえば普通なんだけど、素直に楽しめました。日曜の夜ということで気持ちは殺伐としてたんだけど、なんだか和みました。うん、良かった。