ダイエットについて語るとき、僕が語ること

子供の頃から『やや肥満体』という自分の体型と付き合ってきた。それが自然だったし、これからも自然であるつもりだった。周りの人にとってもそれこそが自然であるべき姿だったと思う。しかしふとある日気付いた。そういう『自然さ』に自分が慣れてしまっていることは、とんでもない甘えなのではないかと。甘えは悪い結果しか招かない。甘えたり甘えられたりするのも苦手だ。じゃあどうして自分は、そこまで理解しているのにいつまでも甘えているのだろう?
人間が何か行動を起こそうとするとき、その動機は決してひとつではない。上に書いたことは僕が、「ダイエットをしよう」と決意するに至った動機のひとつだ。他にも動機は山ほどあるのだけど、それら全てを書くのはかなり労力を必要とすると思う。誇張でも何でもなく、文庫本一冊くらいの分量が必要になるだろう。だからその他の数多の動機に関しては、おいおい書き連ねていこうかと思う。余り書き明かしたくない動機もあるが、こうしてダイエットをしてきたことに関する文章を書く機会に恵まれたわけだ。この際何もかもを書き記すことが自分にとって良いことなのではないのだろうか? ならば書くべきだ。自分のために。

ダイエットについて語るとき、先ずは動機を語ろうと思った。だから一番キレイで文章映えし、いかにも格好よい動機を書いてみた。次の項からは具体的な数字を交えて、僕が実践してきたダイエットの方法を書いていこうと思う。半年間ダイエットを続け、それなりの成果を得た。方法はひとつではないだろうが、恐らく僕が辿ってきた道筋は、間違いなく正解のひとつだったと思う。正解かどうかわからないが僕は成果を出した、なんていういつでも責任を転嫁できるひ弱なことは言わない。自信があるから書くわけだし。


──以上がダイエットを始めるに至った動機。無意味に格好良さげに書いているけど、まあ動機くらいはいいじゃないかと思いこんな風になったわけで。決してダイエットが格好いいことだ、なんて妄想を抱いているわけではありません。ともあれ長たらしい動機はこれで終わり。次からは実践的なことを書いていこうかと思います。気が向いたらね。