なれる!SE―2週間でわかる?SE入門


ライトノベルとしては珍しくサラリーマンが主人公。仕事を進めていく上でのドラマが面白く表現されてるのがいいですね。仕事の内容そのものが面白い。トラブル発生と解決はそれだけで手に汗握ります。またそれだけではなく、報告と連絡、相談ということや、指示系統の一本化とか、顧客との交渉とか。仕事の基礎が盛り込まれてます。ワーカホリック気味のヒロイン(新人主人公のOJT担当)の言うことは若干強引で乱暴だけど、仕事のなんたるか、というのをちゃんと表現してるように思います。トラブル解決のためには四角四角したやり方ではなく、見方を変えてみる、というのも現場で起きてるトラブル解決の切り口のひとつであるということも踏まえつつ、就職控えた学生さんとか新社会人さん向けのテキストとして最適なんじゃないかと思います、この作品。ほんと面白いですよ。