ナインエス10

9S(ナインエス)〈10〉true side (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈10〉true side (電撃文庫)

ナインエスもようやく十巻。早いわけでも遅いわけでもない発行ペースがもどかしい所だけど、二ヶ月に一回発行とか無理して内容薄くなるのは避けて欲しいところ。なので現状のペースがベストなのかなと。新しいシリーズの序章的位置づけの話でありながら、戦いと得体の知れない化け物と何気ないコメディ、そして急展開の作り方が丁寧で、相変わらず面白いです。主人公が目立たないことに定評のあるナインエス。変わりにヒロインがまるで主人公のように振舞うのが特徴なのだけど、今作はヒロインすら目立たない割りに何故こうも面白いのかというと、一般的な言葉で言うとやはり丁寧だからに尽きるかなと。あと今回から挿絵と表紙の人が代わってます。前の人の絵は好きだったけどな。忙しいからということらしいが、完全に固定化してたイメージを払拭するためなのかも知れない。