口裂け女2
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: DVD
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……舞台はとある平凡な家庭で起こる。三姉妹の末っ子である主人公は明るくバイタリティのある女の子。一番上の姉が結婚することになり、姉の部屋を貰い受ける事になった。その日の夜、主人公が姉の部屋で寝ていると、姉に未練たらたらで姉を誰にもやりたくないと狂気に駆られた姉の元彼が主人公の寝てる部屋に侵入し、姉が寝てると勘違いして主人公の顔に硫酸をかけてしまう。男は父親の持っていた猟銃で撃たれて死んだが、母親もその元彼に殺され、主人公の顔は酷いことになってしまった。突如として襲い掛かった不幸。それでも主人公はがんばって生きていこうとするが、現実はとても残酷だった──という内容。
なんというか、この手の物語の相場として、不幸になる女の子って、元からそれなりに不幸であるというパターンが多い。内向的で苛められていたりとか、家庭環境に恵まれなかったりとか。しかしこの口裂け女2では主人公の女の子は明るく前向きに過ごしている健康優良児。しかし事件により鬱屈とした生活を強いられる。やがて徐々に精神のバランスを崩していってしまう。その過程がしんみりしみじみとしていて泣ける。ひぐらしの罪滅ぼし編のような悲哀を感じさせます。加えて言うなら口裂け女たる主人公の女の子が矢鱈可愛いので怖い気味悪いというよりむしろ萌え。とどのつまり萌えしんみり。個人的にそういうの大好き。
蛇足だけど、魔が差してヒロインの子の事をネットで調べてみるたところ、実写ひぐらしの魅音役もやっていたんだそうな。レナ的な悲哀を背負った魅音……。そりゃあ、ねえ?