まっしぐら

昨日の日記の通りに古いマリミテを読み返したりしたわけです。まあ適当にウァレンティーヌスの後編と、いとしき歳月の前編だけど。まあなんというか、本を開いた途端に「古い本のにおい」がして軽く年月を感じたりしました。まあそれはいいや。改めて読むと、先代がいい味出しすぎてて超面白い。当時読んでいた頃を振り返ると、確かいとしき歳月の前編くらいまで、先代の人達は誰が誰だか混乱することが多かった。無印から出ている割に得体が知れなくて、ウァレン〜の前編で、紅薔薇さま、人生最良の一日という短編が載ったとき、「え、そんな脇役の人にスポットライトが当たるの?」と驚いたものですが。刊が進むごとに少しずつ正体が明るみになっていって、ようやく感情移入できた頃にはもう卒業してしまう、という。なんという勿体無い設定の使い方。でも、だからこそ面白かったんだろうなーと思う。